名古屋晴明神社2016年06月05日 10:10

名古屋市千種区晴明山にある名古屋晴明神社






もちろん主祭神は陰陽師の安部晴明です。







安部晴明が987年(寛和3年)に、尾張国狩津荘上野邑に来住していたそうです。上野には2、3年在住し再び京都に戻ったとのこと。

晴明がこの地に来たとき、村人がたくさんの蝮蛇に悩まされていたのを見て、加持祈祷をして封じたそうです。これによって村で蝮蛇を見ることがなくなったとのこと。

その後江戸時代に再び蝮蛇の被害に悩まされた村人が、1778年(安永7年)に、安部晴明の住居跡に、晴明の神霊を勧請して塚と祠を建てたら再び蝮蛇の姿を見なくなったそうです。


この塚と祠、戦時中に陸軍の兵士が移設しようとすると、その兵士が高熱になったり、戦後に県営清明山住宅建設の際に撤去したところ、二度の事故が起こったりなど、不思議なことがあったそうです。



この鳥居と社殿は、1967年(昭和32)年に、県営晴明山住宅の入居者の方々が、きちんとお祀りしようということで建てられたそうです。



晴明神社の狛犬の頭をなでるとケガや病気が良なると言われているそうです。








このお賽銭箱なかなかすごい・・・。









これはおみくじを結ぶ所。晴明桔梗印となっています。



名古屋晴明神社の神紋、晴明桔梗印は安部晴明公が創められた独特のもので、陰陽道に用いられる祈祷呪符の一つです。


                                         (16131)