足助城 ― 2016年01月29日 20:11
愛知県の豊田市足助町にある足助城に行きました

足助城は真弓山の山頂に本丸がある、四方に張り出した尾根を利用した連郭式の山城です。
戦国時代に、西三河山間部に勢力を持っていた鈴木氏が築城したそうです。
しばらく山道を登ると

西の丸の門に到着

門を潜った先にある柵列。敵の侵入を防ぐもので、2段目の横木は鉄砲を撃つ時の鉄砲台にするように作られているそうです。

西の丸にある西物見台

さらに次に進むと南の丸へ

門に付けらている跳ね上げ戸。鎌倉時代から室町時代の生活が書かれている、一遍上人絵巻などに数多くみられるそうです。

ここには台所として使われていた厨があります。

復元した建物跡の他に、釜戸に使われた石や炭などが見つかったそうです。

南物見台

南物見台付近からの景色

本丸へ到着

足助城は、真弓山城、松山城、足助松山城とも呼ばれていたそうです。
鎌倉時代に足助氏が居城したという足助七屋敷の一つと伝えられていそうですが、発掘調査ではこの時代の遺物は発見されなかったそうです。
現在残されているものは、15世紀以降に鈴木氏が築城した跡のようです。
発掘調査に基づいて、高櫓と長屋が再現されています。高櫓は江戸時代でいう天守閣にあたるものだそうです。

高櫓からの景色。標高は301m。

足助の町並みや、信州や美濃、岡崎、名古屋への街道を見ることが出来るそうです。

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