郡上八幡城 ― 2016年01月11日 10:56
岐阜県の郡上市にある郡上八幡城

日本一美しい山城と賞賛される郡上八幡城は、日本最古の木造再建城なんだそうです。平成25年の時に再建80周年を迎えました。

八幡城は、1559年(永禄2年)に遠藤盛数が八幡山の頂上に築いたお城です。1933年(昭和8年)に、天守台跡に天守閣・隅櫓・高塀が再建されました。
310年間にわたって、遠藤・稲葉・井上・金森・青山の各氏19代の城主が居城していました。
お城がある山頂からの景色。良い眺めです。吉田川や城下町が見えます。

城門をくぐってお城へ。

お庭には武将隊?がいました。
天守閣の中には、10万石の格式を示した青山氏の金の弩票や甲冑、古文書などたくさんの遺品が展示されています。

お城の最上階に展示されている日本一の御神木。
18代城主の青山幸哉が江戸下屋敷(東京青山)に住んでいたころ、1856年(安政3年)に下屋敷にあった一大槙樹の木が倒れて、それが折れて薪の大きさになり、その中から「日本一」の文字が現れたそうです。それを見た青山幸哉が吉兆の知らせだと言う事で、八幡城のふもとにある積翠神社に祭ったそうです。

天守の最上階からの眺めです。


こちらは土佐藩の城主、山内一豊と妻の千代の像。内助の功で有名な千代は、初代八幡城主の遠藤盛数の娘です。


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ゴジラのフライ ― 2016年01月14日 21:43
郡上八幡の城下町にて
ゴジラとモスラのフライ。おいしそう?
ゴジラとモスラのフライ。おいしそう?


郡上八幡と言えば、日本三大盆踊りの郡上おどりが有名ですね。

郡上おどりは毎年7月中旬から9月上旬まで32夜にわたって開催される盆踊りで、平日・日曜日は8時~10時半、土曜日は8時~11時までが基本なんですが、
8月13日~16日は午後の8時~明方4時・5時まで夜通し踊り続ける徹夜踊りになります。
ちょっと参加して見たい気がする。

こちらは岐阜の指定史跡、宗祇水。自然の湧水でこの地域の人々が昔から飲料水や生活用水として利用している、歴史のある綺麗な湧き水だそうです。

城下町を流れる吉田川

こんなとこから飛び込む人がいるのにビックリ。

城下町からの郡上八幡城


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足助城 ― 2016年01月29日 20:11
愛知県の豊田市足助町にある足助城に行きました

足助城は真弓山の山頂に本丸がある、四方に張り出した尾根を利用した連郭式の山城です。
戦国時代に、西三河山間部に勢力を持っていた鈴木氏が築城したそうです。
しばらく山道を登ると

西の丸の門に到着

門を潜った先にある柵列。敵の侵入を防ぐもので、2段目の横木は鉄砲を撃つ時の鉄砲台にするように作られているそうです。

西の丸にある西物見台

さらに次に進むと南の丸へ

門に付けらている跳ね上げ戸。鎌倉時代から室町時代の生活が書かれている、一遍上人絵巻などに数多くみられるそうです。

ここには台所として使われていた厨があります。

復元した建物跡の他に、釜戸に使われた石や炭などが見つかったそうです。

南物見台

南物見台付近からの景色

本丸へ到着

足助城は、真弓山城、松山城、足助松山城とも呼ばれていたそうです。
鎌倉時代に足助氏が居城したという足助七屋敷の一つと伝えられていそうですが、発掘調査ではこの時代の遺物は発見されなかったそうです。
現在残されているものは、15世紀以降に鈴木氏が築城した跡のようです。
発掘調査に基づいて、高櫓と長屋が再現されています。高櫓は江戸時代でいう天守閣にあたるものだそうです。

高櫓からの景色。標高は301m。

足助の町並みや、信州や美濃、岡崎、名古屋への街道を見ることが出来るそうです。

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