伊勢神宮の鬼門を守る金剛證寺2015年11月12日 20:07

三重県の朝熊山にある金剛證寺へ行きました。


こちらは明星堂。伊勢神宮の鬼門除けの為に明星天子を祀り鎮護しているそうです。明星は日、月、星の三文字からなることから三光天子とも呼ばれ、国土安穏、知慧成就の仏神なんだそうです。




こちらが金剛證寺の本堂。国の重要文化財です。

金剛證寺は伊勢神宮の丑寅(東北)に位置するそうです。

伊勢の鬼門を守るお寺として神宮の奥之院とも言われています。創建は欽明天皇の頃に暁台上人によって開かれたそうです。平安時代に弘法大師によって堂宇が建立されました。




御本尊は福威智満虚空蔵大菩薩。日本三大虚空蔵菩薩の第一位で、福徳・威徳・智徳の三徳を有する仏様なんだそうです。

20年に一度、伊勢神宮の遷宮の翌年に御開帳が行われるそうです。



知慧寅。虚空蔵菩薩の広大なお知慧を戴いた寅の像。




こちらは福丑。この福丑の頭の上には福の神と言われている大黒様がいます。
この福丑に一度触れると、心清く意志堅固となり、福徳知慧が増進し身体が健康になるという御利益があるそうです。







本堂があるところから、石段を降りると連間の池があります。








連間の池に架かる橋。その向こうにあるのが雨宝堂。このお堂には神仏習合思想の神像、雨宝童子尊が祀られているそうです。

この神像は、大日如来の化身である天照大神が日向国に降り立った16歳の姿を、弘法大使が感得して刻まれたとうい言い伝えたあるそうです。









仁王門。








仁王門の裏には 雨宝童子と明星天子の像があります。









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